貨幣制度が諸悪の根源であることを論じている書籍は山程ありますので、僕は福音に基づいて説きます。
イエスは言われました、
「金持ちが天国に上がるより、ラクダが針の穴を通るほうが易しい」と、
また、
「その辺の鳥や獣はお金を稼がず生きている」と、
確かに、まだ野獣性の残る野蛮な人間が進化する過程で、流通の利便性や個々のモチベーションなど有要だったでしょう…
しかし、現在の文明の機器を駆使した利便性の高い生活は、戦後でも約70年で、約30年前は電車内で携帯電話を使用している人もいませんし、約20年前でも、過半数の人がスマホを見つめるのは当たり前ではありませんでした。
時代は移り変わります。
ところが、
「二人の主人に仕えることはできない」
「貧しい人に施しなさい」と聞き及んでも、世の中、金、金、金です。
なぜなら、お金がなければ何もできないし、お金があれば大体なんでもできます。生きるために必要な物にすらお金が必要で、心ではなくお金で人の価値を決めています。
三大欲求を満たすことからお金の必要性を刷り込まれ、あたかも、『貨幣制度は進んだ上位世界の素晴らしい制度』と、勘違いする人もいます。
余談ですが、近頃日本で流行る小説や漫画の転生系によくある話で、日本人の思考を読み取れるので複数読みました。語弊があるかもしれませんが、宇宙全体的に見れば地球人はまだ地獄の原始人で、全てを本質ではなくお金に置き換え考えるその有限性に欲望が芽生え、その欲望が悪を生み出す下位世界の貨幣制度も、世界的に後進国化し優位性が失われていく日本人も全てが逆に描かれる幻想が流行る意味に思うところがあります。
獣 (弱肉強食) から知的生命体 (共同協力) へと進化していく過程で、生きるために必要なとき動物を殺戮し食糧にするのは許されます。
現在の先進国ではどうでしょうか?
動物を殺戮して食糧にしなければいけない必要性があるでしょうか?
その原因はおおむねお金に繋がります。
個人的に肉が食べたいのとお金は関係がない? 健康のために必要?
愛の理解が低い方はおいておいて。
栄養はほかで代用でき、むしろ、現代病に繋がる要因として囁かれているにもかかわらず、
“絶対性がないのに絶対だと思う”のは、まさに洗脳されている状態でカルトです。
お金のために殺される必要性のない命が奪われ、お金がないため飢餓に苦しむ人がいます。
10人に1人とされる飢餓の人のために無駄をなくして与える。たったこれだけの簡単なことがままならないのはなぜでしょうか?
現実は厳しいという理由はなんですか?
お金でしょ?
お金はあくまでも為替ですから、現物の替わりの代用であり本質ではなく、本質的に言えば紙か金属…最近では只のデータです。